新見のオススメおでかけ情報まとめ
日常に疲れた人、ホッとしたい人にオススメの展覧会です。

こんなチラシです↑
11月24日まで新見美術館で開催中の「神戸智行 千年を描く」に伺いました。
今回の展示のちらしがステキで、風が吹いて木々が揺らめているなぁと思い、森の中かな~と勝手に想像をめぐらしていました。
今回、神戸さんのトークショーをお聞きすることができたので、その様子と作品展の様子をご紹介します!
太宰府天満宮にある「文書館」の襖絵を描くため、神戸さんは大宰府に移住し、地域の自然や人に丁寧に触れながら、10年の歳月をかけ襖絵を完成させました。
薄い和紙を貼り彩色し、また薄い和紙を重ね彩色していく…。薄くレイヤーを重ねていくような繊細な技法は、神戸さん独自の技法です。
大宰府天満宮に奉納される前に、全国で巡回展が開催され、今回新見美術館にもやってきました。奉納される際は、襖に仕立てられるため、襖になる前の状態で見ることができるのは今回が最後です。

子どもの頃から生き物が大好きだった神戸さん。第一展示室には、子どもの頃に過ごした故郷を流れる長良川の河原を表した作品が展示されています。
清らかな水と様々な形の石たちが、ゆらゆらきもち良い作品です。
季節は夏かな?時間は早朝かな?正解は神戸さんのみぞ知る。だけど、そんな想像するのも楽しいですね。
素足を入れて、パシャパシャと水遊びをしたくなるような作品です。

太宰府天満宮への奉納作品は、第一展示室・第二展示室に展示されています。実際に太宰府天満宮にやってくる鳥や生き物、木々をモチーフに描かれています。
美術館のちらし表紙を彩っている、美しい緑の日本画も奉納作品の一枚です。
この作品…冒頭でも書きましたが、「森の中かな~」なんて想像をめぐらしたわけですが。
実際は、太宰府天満宮にある池の水面に、境内のクスノキ原生林がうつる様子でした。薄和紙の鯉もユラユラ泳いでいます。
作品の前に立つと、まるで、水に潜って水の底から水面を見上げ、キラキラの木漏れ日と鯉が泳ぐ様子を見ているような気持ちになりました。ぜひ水の中から空を見上げる気持ち、味わってみてください♪

ちいさな生き物がたくさん!神戸さんも「何匹いるかな~たくさんいてパッと浮かばないなぁ」と思わず笑顔になっていました。
神戸さんが描く作品には、生き物がいっぱい。太宰府天満宮の主のようにあたりを見回すアオサギや、目を凝らしてみないと見つけれらないような生き物たちも。
どんな生き物がいるかなと探してみてね。小さな命が色々なところにいますよ。

博多の老舗和菓子店で使用されている、掛け紙と包装紙。
タイトルがとってもかわいかったり、ちょっとひねった感じだったり。
神戸さんの日本画作品ももちろんステキなのですが、それに合わせてタイトルもすてきです。
そんなタイトルも、ぜひ注目してみてくださいね。


新見美術館はとても大好きな場所だそうです。
みなさんに作品を見ていただきたいし、太宰府天満宮にも見に来てもらえたらとお話されていました。
白梅の対になった作品の梅の木は、太宰府天満宮にある約6,000本の梅の木の中に、実際にあるそうです。
訪れたときに探してみたい…けど、6,000本の中から見つかるかな。
とにかく癒されました・・・。展示会場に、柔らかでさわやかで優しい風が吹いているようでした。
生き物が好きな方は、もちろん楽しめると思います。
ちょっと時間に追われて疲れている方は、展覧会を見た後に、喫茶コーナーで外をぼんやり眺めながらコーヒー飲んでお帰りください。抱え込んでいる疲れや悲しみが、ちょっとなくなっているかもしれませんよ。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。