皆さんこんにちは、新しくコラム担当させていただきます。

私、横田昌子（よこたしょうこ）と申します。

このコラムでは、「食べるとか、遊ぶとか、暮らすとか」と題して日常の出来事や体験、そこで感じたこと、気づきなど綴っていければと思います。

私という一人の体験では、お伝えしきれなかったり、見えていなかったり、時には偏った見方もあるかもしれませんが、この場を通じて、「今」の新見の空気感や事情を少しでも感じてくださることを目指して筆をとります。

まず、そもそも何故、新見にきたの？今、どんな暮らしをしているの？仕事や子育ては？等

私のこれまでの人となりを踏まえてご紹介させていただき、初投稿とさせていただければと思います。

1984年東京生まれ。現在38歳。夫と娘の三人暮らし。

大学卒業後、広告関係の仕事に従事。その後、自然療法や芸術文化、メリハリのある働き方など、私の好きや憧れが詰まったドイツを住みながらにして体験したいと単身渡独。

ベルリン内のトルコ人街に住んでいた時期があり、異文化も存分に体験してきました。

現地では日本人投資家向けの不動産会社でお手伝いさせて頂いた経緯から、帰国後は、コミュニティースペースの企画運営やまちづくりのお仕事を中心に活動しておりました。

その時に出会った今の夫と結婚・出産。娘をもうけましたが、生後すぐにアトピーや様々なアレルギを発症し眠れぬ過酷な育児がスタートしました…。

私のエゴなのか、こだわりか分かりませんが、もともと自然療法を趣向していたため、症状を押さえ込むようなお薬を使いたくなく、食事や生活面、接し方などを見直し、徐々にではありますが、何とか治癒の方向へ向かっていきました。

さて、そんな育児中に更なる不安が…。

それが夫による「俺の設計したカフェやってみない？」の声かけでした。

もともと飲食店へ出かけるのは好きですが、乳飲み子を抱えながらやった事もない飲食店の経営？！

冗談じゃない！！！正気か？！

しかも得体の知れないコロナとかいう感染症が、世界中で蔓延しつつあるではないか。

私の答えはもちろんNo！でしたが、いつの間にか仕上がっていたカフェの経営計画書を携えた夫と共に「とりあえず」新見へ視察に。

視察で一番感じたのは、「人の良さ」でした。

地域の歴史から、物件情報、人つなぎなど、様々な場面で、見ず知らずの私たちに沢山の人が助けてくださいました。

なんだか、こんな人たちが居るなら大丈夫かもしれない。そんな気持ちが湧き上がりました。

それに自然豊かで素晴らしい景観や空が、リラックスして過ごせる環境であるとも感じました。

その頃、人が多くあつまる東京の公園では子供が遊ぶのにも自他共に不安が付きまとうような状況だったので、

娘がのびのびと新見市内の公園や広場で遊んでいる様子を見れた事が、とっても嬉しかったのを覚えています。

また視察中、空気や水が変わったせいか娘の肌の様子が何故か格段に良くなったのも、私にとっては移住への後押しになりました。

仕事に関しては、幸い私たちの取引先はリモートで仕事可能。

2020年春頃の状況では、自分たちの業界や仕事がどうなるか分からない中で、リスク分散として新しい場所で、新しい事業にチャレンジしてみるのも有りかもしれない…。

やってダメなら、その時また考えよう！とそんなこんなで世界中が混乱していた2020年、最終的に移住を決意したのでした。

現在、仕事に関しては、飲食店事業は実店舗を閉め、イベントや催事などの出店のみとなっていますが、始めにカフェをやっていた経験があったからこそ、より新見の人やコトと繋がり、感じる機会を得る事ができました。

引き続きリモートで仕事をしつつ、私は好き！や得意を活かして音声配信で情報発信したり、自然療法の活動をしています。

娘は、相変わらずアレルギーがあったり、季節の変わり目には体調を崩すこともありますが心配な日々は少なくなり、安定しています。

そして夫の和歌山弁・私の東京弁・家族で唯一の岡山弁を使いこなすトリリンガルになって元気に成長中です！

新見へ移住し、約三年。生活にも少し慣れたようにも思えますが、コロナ禍で一旦止まってしまった新見の賑わい、交流などまだまだ未体験で、これから益々この地の様々な表情と、共にする生活を楽しみにしているところです。

この「食べるとか、遊ぶとか、暮らすとか」を通じて、みなさんに少しでも楽しんでもらえるように思案していきたいと思うのと、私個人としては、この場をお借りして自分の価値観や想いを「素直に」表現できるようになれればと思います。

引き続きどうぞ宜しくお願いします。