当社が扱っている木材の多くは、新見地域周辺のスギやヒノキ。
寒冷地にあるため木の成長がゆっくりで、年輪が詰まっていることから、新見は高品質な木材の宝庫になっています。

この恵まれた森林資源に、さらなる価値を加えるのが当社の役目。
当社では多品種少量の製品加工がメインとなっていますが、その作業工程の中で新見産木材の魅力をもっと高めようと、100年以上に渡って地道に培ってきた経験とノウハウを基に、日々信頼される丁寧な仕事を追求しています。

製品化までの作業工程を紹介すると、以下のようなフローになります。
1.木材市場等で仕入れた原木（丸太）を当社まで運搬します。
2.バーカーを使い、丁寧に樹皮をむきます。
3.帯鋸を使い、用途に合わせた幅に製材します。
4.乾燥させます（天日干し乾燥・人工乾燥）。
5.プレーナーを使い、表面を削って仕上げます。
6.品質をチェックし選別します。
7.製品（角材・板材）を販売先まで運搬します。

木材の仕入れ先は、新見市内及び近隣の木材市場がメインですが、地元の林業事業者と直接やり取りすることもあります。
また、製品（角材・板材）の卸販売先は、製品市場（岡山市）や地元の工務店がメインですが、集成材工場やホームセンター、家具メーカーなど多岐に渡り、岡山県内を中心に広島県や鳥取県にも流通させています。

新見と言えば昔から石灰業が有名ですが、近年は林業が盛んで、全国から移住して携わる若者も増えています。
豊富な森林資源を活用し、地域の新たな可能性を見い出せるよう、これからも仕事に誇りを持って頑張っていきます。