前回に引き続き、施工管理技士の仕事内容を
土木施工管理技士を例に、ご紹介していきます！
今回は、品質管理と安全管理について。
前編はこちら！→　施工管理技士の仕事内容　前編

品質管理は、できあがったモノが
計画通りの品質になるよう、確認・管理する業務。
用途・状況に合わせて必要な品質の基準を決め、
使う材料の成分や作業方法まで念入りに計画を立てて
「こんな形・大きさで、こんなつくりのモノを造ろう」
「こういうやり方で造ろう」という書類にまとめます。
計画通りに作業をした後、できあがったモノが
予定通りの長さ・高さ・幅になっているか、
コンクリート等が必要な強度を保っているか、
目で見たり、サンプルで試したり、色々な方法で確認します。

安全管理は、労働災害を防ぐための仕事です。
現場を見回り、安全に作業ができる環境を整えるほか、
作業員の方々の体調管理のお手伝いをしたり、
現場に潜む危険や、正しい作業手順を全員で確認し合い、
常に安全第一で作業を進めるよう意識づけを行ったり……
ついつい効率を優先し、手を抜いてしまいがちだからこそ、
常に安全第一で目配り・気配りします。

施工管理の仕事は範囲が広く、特に新人さんは
全体が見えなくて不安を覚えることが多いのは事実。
どの会社・どの部署の新人さんにも当てはまりますが、
最初はいわゆる雑用や、専門知識がなくてもできる仕事からお任せするので、
先輩のしている仕事と自分のしている仕事との間に
大きな差があるように思えてしまい、もどかしくなってしまいます。
先輩みんなが通ってきた道とはいえ、
自分が本当に先輩のようになれるのか、とても不安な時期です。

そんな新人さんも、自分にできる仕事を通じて知識と人間関係の基礎を作り、
小さな努力を積み重ねて徐々に視野を広げ、できることを増やし、
数年かけて、一人前の現場監督に成長していきます。
工事が完成した瞬間の達成感や、仕事の成果が形として残り、
何十年も社会に貢献し続ける喜びは施工管理ならでは。
決して楽ではありませんが、土木工事の施工管理は
ダムや道路などのインフラ設備を手掛けたり、
災害復旧工事・災害対策工事に携わったりすることが多い分、
公益に資するモノを造るやりがいを、より強く感じられます。

モノづくりの仕事は本当に面白いので、
少しでも興味のある方、是非弊社で体感して頂きたいです♪