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のんちゃんの新見移住日記~Try and error, then get yourself~

Vol.11 「備えるだけじゃない「防災アクション」考えてみませんか」

更新)

のんちゃんの新見移住日記

みなさんこんにちは。各地で梅雨に入りましたね。

進む気候変動でこの頃の雨は「しとしと」ではなく「バケツをひっくり返したような」降り方をすることも珍しくなくなりました。河川の様子しかり花壇や畑の作物しかり、いろいろと心配な時期です。新たな防災気象情報が2026年5月29日から運用開始されました。こちらは実際に災害が発生した時の基準です。防災というと有事に備えるのが基本の考えですが、事が起きない(可能性を増やさない)ようにする、というのも防災に含んでいいのではないかと思っています。気候変動の原因は多くの要素が複雑に絡まっているためどう対処していくのか正解を導き出すのが容易ではありません。

自分にできることを考えた結果私はゴミを減らすアクションを実行中です。無理なくできる範囲で楽しくトライしていることを、いくつかご紹介いたします。

 新見市では令和7年4月から市内全域のゴミステーションでプラスチック製品を「資源として回収する」ことが始まりました。回収頻度は月に2回です。みなさんもう取り組んでいますか?

 以前より一部のスーパーマーケットでは食品トレーや食品包装プラスチックパッケージ、飲料用ペットボトル等の回収箱設置が継続されています。市内のいくつかの学校でも雑紙、段ボール、ペットボトル、スチール缶、ペットボトルの蓋などの回収が実施されています。この度自治体として市内全域対象で始まったプラスチック資源の回収により、それまで可燃ゴミとして回収されていたプラスチック製品が減ると予測されています。焼却処分されるものを減らしリサイクルをする、というのも気候変動に対する一つのアクションです。

詳しい分別の取り決めについてはチラシもありますが、新見市が移行期に開催していたプラスチック分別説明会にて使用されていた詳しい資料も閲覧できます。
資源回収のルールは自治体により異なるので、新見市で回収へ出す場合はこちらを確認してください。

 製品によっては二つ以上の素材が接着されたものもありますね。この場合はどうするの?と迷うこともよくあると思います。一例として、アルミ加工のある薬のシートは「プラマーク」が記載されていればプラスチックとして回収できます。納豆のパッケージ容器はプラスチックのみでできていますが、ネバネバ汚れはどうしましょう。食品が直に入っていた容器も、綺麗に洗えば回収に出すことができます。ねばねばの容器を洗うのは気が進まない方が多いと思います。シンクの蛇口から水を出す度にその水が容器に当たるように置いておくと、水が飽和するのと一緒にねばねばが流れていくので手を触れなくても綺麗になりますよ。タレの小袋も洗って汚れが落ちれば回収できます。小袋に関しては洗浄に使う水と手間を考えて、私は可燃ゴミとして出してしまっています。

3Rのその先へ

 

 新見市でのプラスチック資源回収が始まる前から我が家で回収に出す可燃ゴミは一月に45リットル袋1枚程度です。それというのもごみを減らす取組みの「3R」のうち、リサイクルはもとよりReduce(リデュース:発生抑制)とReuse(リユース:再使用)を心がけているからです。包装パッケージが二重になる個包装の商品を買わない、使い捨てのものを買わない、嗜好品は吟味する。これだけでも日々のゴミは減らすことができます。主催している「くるくるひろば」では多くの人が参加できるリユースの場所を提供しています。

 実はリサイクルよりもハードルが低いのはリユースだと思います。資源回収の場所に持っていかなくても自宅で自分一人でもできます。それは「そのままの形でもう一働き役割を与える」という手段です。例えばジッパー付き保存袋。調理や保存に便利で欠かせない家庭が多いと思いますが、私はもう5年以上購入していません。というのも日々の買い物で食品を買うときにジッパー付きの袋に入れられている商品を買うことがあり、その袋を捨てずに保管してあるからです。食品が直に入っていたとしても悪影響のないものを再利用します。昆布や海苔が入っていたなら浅漬け作りや肉の下ごしらえに使い、ココアやナッツが入っていたならグラノーラを焼いたときに保存袋として転用します。砂糖が入っていた袋に果物を入れて冷凍保存もできます。先日は押し麦が入っていた袋に茹でたタケノコを水と一緒に保存しました。魚の骨や骨つき肉の骨は庭に埋める時までリユースのジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫保管しています。また、丈夫で破れにくいので猫のトイレ掃除に使うこともあります。

 今回新たなアイデアとしてぜひ試していただきたいのがRot (ロット:生ごみを堆肥化させる)です。我が家のゴミが少ない一番の理由は堆肥化を実践しているから。可燃ゴミの半分以上は野菜くずや食べ残しなど食品だと言われています。これらを各事業所や家庭でできるだけ堆肥化させることができれば随分可燃ゴミが減り、焼却処分に使われるエネルギー資源の節約につながる大きな一歩になります。堆肥化にはいろいろな手段がありますが、私が参考にしているのは門田幸代さんが考案する「カドタ式」です。

揃える材料は土嚢袋米糠の三つ。新見市内にはあちこちに精米機が設置されており、たいていは米糠を自由に持ち出せるようになっています。土はご自宅で手に入らなければご近所さんに声をかけてみてください。土嚢袋はホームセンターで取り扱いがありますが、なるべく分厚いものを選ぶと長く使い続けることができます。臭いや虫の発生源になりうる生ごみが微生物の働きで粛々と土に還っていく様子を見るのは楽しいですよ。

 防災と言えば食料備蓄や安全確保、光源や電源確保が真っ先に思い浮かびます。本来の防災の意味とは少しずれますが備えるだけでなく災害の原因を減らすアプローチを日常生活に取り入れてみようという提案でした。河川の氾濫や土石流などの水災害がなく夏を過ごせますように。今後も小さな工夫をお伝えしていきたいです。


 

ギフトエコノミーは「譲ること」から始まるお金を使わない経済活動。

マークは友人の山本ななえさんからの贈り物、そのデザインを元にしたバッジは、ちくちくまあささん作。猫も友人から譲り受けました。

 

のんちゃん

埼玉県出身。

幼少期より県境を跨ぐ転居経験を積み、2015年に8回目の移住先として単身新見へ。

2017年長男出産。近年猫2匹を迎える。


一人暮らし時代から少しずつ環境に配慮した生活を心がけ、2019年より本格的にゼロウェイスト&プラスチックフリーに取り組む。可燃ごみ45リットル袋の一月の消費枚数は平均1枚。

花農家の傍2022年にBuy Nothing Project にいみを立ち上げる。ギフトエコノミーの実践ができる多世代交流事業「くるくるひろば」を10月から3月に開催。

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 毎週金曜日16時spotifyにてPodcast配信中。『FreeCoffeeFriday 』

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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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