師走も近づき、そろそろ年賀状を書き始めないと元旦に間に合わなくなる時期。様々なことが重なり、慌ただしさの中で自分の立ち位置さえおぼつかない日もあったりします。

　そんな心境であっても、ふと懐かしい匂いが漂い立ち止まってみると、『自分はなんの為に頑張っているのだっけ？』と原点に立ち返る瞬間が幾度かあったような。

　前回のコラムで半ズボンの話題を書き綴っていたときのこと。そういえばお笑いタレントのかっちゃんこと、勝俣州和さんが半ズボンを履き続ける理由に『幼少期の自分の感覚を忘れないように』と昔、誰かから聞いたことがあったような気がしました。

　よ～ちゃんも真の部分は一貫していたいと、5歳の頃より続けていることがあります。それは、セサミストリートのキャラクター、エルモのぬいぐるみと共に生活することです。『ヤバいおっさんだな！』と感じるでしょうが、普段寝るときに一緒なのは勿論、例外なく学生時代のほぼ全ての修学旅行、海外旅行や在住時、社員旅行や出張時、そして私の結婚式にもバッチリ参加しています。

この背景には6歳の頃に公開された映画『トイストーリー』が影響しています。幼少時代、なぜあんなに大切にしていた『おもちゃ』や『ぬいぐるみ』を時が経つにつれ手放してしまうのか。この行為は、幼い頃に感じた世間や大人に対する理不尽さのことまで、綺麗さっぱり忘れてしまうことにも繋がるのではなかろうか。

　そんな恐怖にも似た感覚が、初めて自分の意志で購入したエルモのぬいぐるみに宿り続けているのです。相手の立場、目線に立って会話をする基礎基本の部分さえも、目に見える形で刻み込んだ信念が、ちょっとやそっとの壁に立ち止まらず、悩むことなく前進できる原動力となっているのです。

　皆さんはどんなことを大切にしているのか、フリートークでお話ししましょう♪

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