新見を楽しむ人たち「にいみびと」ウェブ版
にいみびとが掲載されている「にいみいろ」は毎月25日発行!
漆芸家
漆教室「Ulucie(ウルシエ)」主宰
加藤 萌さん

表紙は、朝霧の中を疾走する愛犬を表現した作品「朝の貌(ぼう)」と撮影。加藤さんの作品は、乾漆技法による動物の体と漆の二層構造が印象的です。秋以降も「森の芸術祭」での展示や東京のグループ展を控え、精力的に作家活動を続けています。
1977年生まれ。
埼玉県生まれ。
東京藝術大学美術学部工芸科に進学し漆芸を専攻。2014年同大学院卒業後、新見市での漆関連及び地域おこし協力隊事業を期に新見市に移住。漆芸家として活動し、新見美術館開館30周年記念企画や国際漆展・石川2020銀賞等、数々の展覧会や受賞の実績を持つ。岡山県内で漆・金継ぎ教室も主宰。
大学で学んだ乾漆という技法を用いて、主に動物の立体造形の作品をつくっています。私にとって漆の魅力は、素材の万能さは勿論のこと、繊細な表現が叶う自由度の高さ。黒くて艶のある質感が好きで、美しいけれど怖いような二面性にも惹かれています。新見市が進めようとした漆による産業振興を機に移住しましたが、やはり同年代の作家が活躍する東京を離れることはデメリットも大きく、ここでの生活と制作活動を続けていくことに悩みました。ですが、自然や四季と共にある暮らしの中で感じる生命力の強さが作品のインスピレーションにも繋がり、今の制作リズムがつくられています。今後も年齢や国籍を問わず伝わっていく表現や感性を磨いていきたいです。
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