のんちゃんの新見移住日記~Try and error, then get yourself~
(更新)
のんちゃんの新見移住日記
立春も過ぎ、スギ花粉も舞い始め、春がそこまでやってきています。我が家の庭ではヨモギの新芽が現れ、チューリップが芽を出し、クラリセージのロゼットがむくむくと成長を始めています。玉ねぎも心なしか元気になってきたような気がします。ウグイスの鳴き声(練習中)も聞こえます。梅の香りも漂い、九州では桜の開花も始まったそうですね。
そろそろ新年度に向けての準備を始める方もいるでしょうか。今回は手帳の話をお届けします。
予定管理はスマートフォン1台で家族全員分共有、ということが可能な時代ですね。そんな中私は高校3年生からアナログ派です。文庫本サイズ1日1ページ、カレンダーは1月始まり・月曜始まりの「ほぼ日手帳」スタンダード版を10年以上愛用していました。使い終わった手帳は全て保存してあります。

ところでみなさん、手帳と日記の違いはなんだと思いますか?私の解釈では、手帳は日々の予定を管理するもの。日記は日々の感想や気づきを書き残すものです。そのためこの二つを混同しないように2冊かそれ以上に分けている方もいます。私はスケジュール管理も日々の気付きも一元化して残しておきたいのでスペースを使い分けながら一冊に両方記入しています。
順天堂大学医学部の小林弘幸教授によれば、手書きの日記をつけると自律神経が整い、心身をコントロールできるようになるそうです。寝る前に3行だけでも「うまくいかなかったこと」「良かったこと」「明日の目標」を書くと睡眠の質が向上し、良い1日を迎えることができるそうです。
以前の手帳を振り返ると、記録対象としている事柄や記載方法、記入場所にばらつきがあり必要な情報を見つけるのに余計な時間がかかることがありました。記録を残すということだけでも労力を使っているのに、せっかくの記録が活かせないのはとても残念です。そんな苦い経験を繰り返さないように考えた末、1日1ページから7日間を1ページとするウィークリーシートに変更し、記録方式は「SOAP(ソープ)」を参考にすることにしました。ソープとは多くの病棟看護師が使っている「看護計画に基づく介入の経過記録の書き方のひとつ」です。その時々の経過とアセスメント(分析、判断)を誰が読んでも分かりやすく共有し、患者さんへの医療の質が維持されるためのシステムです。これがきちんと機能していれば交代制勤務でも情報の漏れや解釈違いを防ぐことができます。良かったことや反省したことを未来に活かしたいという野望もあるので「ミーニングノート」の形式も取り入れました。ミーニングノートは山田智恵さん考案の「日々のふりかえりメソッド」で左右見開きの書式に記入して一週間を俯瞰します。
私が手帳を見返すときに知りたいのは、その日なにをしていたのかという「事実(客観的情報)」と「感じたこと(主観的情報、アセスメント)」です。ついでに家族の情報(特に子どもの成長記録)もあればなお良い、と思います。見返す目的は温故知新です。この時期はこういうイベントがあっただとか風邪を引いた、だとかを復習することで今後の予定を立てる参考にしたり気付きを得たりするのです。くるくるひろばの開催日と場所を検討するときも過去の情報を確認しています。
今使っている手帳は、市販のマンスリーノートと無地のA4用紙を組み合わせた手作り手帳です。手帳術や手帳作りの本をいくつか参考にして現在の形にたどり着きました。装飾センスがないのでシールやマスキングテープ、ハンコを使った「デコ」はしません。

手帳作成道具①トモエリバー無地A4サイズ(ほぼ日手帳やその他の手帳リフィル商品でも採用されている。万年筆でもにじまない、裏抜けしない最高の書き味を追及された紙です。薄さもポイント。紙重量52g/㎡。一般的なコピー用紙が65g/㎡程度。)②無印良品A5サイズマンスリーノート(真ん中からページを1枚ずつ外し、中心をカットして使います)③6穴パンチ(これがあればなんでもバインダーに挟むことができます)④18cm定規(ウィークリーシートとミーニングノートを自作するのに使います)

ウィークリーシートはA4用紙を横に折りたたんで両面を使っています。1週間でA4用紙1枚です。片面には事実(スケジュール、こなしたタスク、買い物記録、食べたものなど)その裏面にはミーニングノートの書式(写真下段。右側に日々の「心が動いたこと」を3つずつ書き、左側にそこからの気付きをまとめる)を自作しています。こうすることで客観的情報と主観を分けて書くことができるので見返すときの目的達成がしやすく、5年ほどこのやり方で記録しています。
自分の課題を知るにはまず事実の把握から、ということで新年度を迎えるにあたり手帳のお話しでした。紙とペン。何世紀も前からこの二つの道具で人間はあらゆることを書き付けてきました。カレンダーに起床時間と就寝時間を書くだけでも気付きはあると思います。できることからトライしてリーズナブルに「整う」を経験してみてはいかがでしょうか。
参考文献
① 新版 ミーニング・ノート 山田智恵 2019年10月7日 発行
② あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術 カラー実践版 (別冊すてきな奥さん) – 2012年4月18日発行 浅倉 ユキ (著) (新見中央図書館に蔵書あり)
③ 人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ 単行本(ソフトカバー) – 2010年11月27日発行 奥野 宣之 (著) (新見中央図書館に蔵書あり)
参考URL
SOAPの記入方法:https://kango.medicmedia.com/2022/06/32396/
ミーニングノート公式HP: https://meaningnote.jp
自律神経の名医が10年実践する、「3行日記」の驚きの効果: https://diamond.jp/articles/-/358228


ギフトエコノミーは「譲ること」から始まるお金を使わない経済活動。
マークは友人の山本ななえさんからの贈り物、そのデザインを元にしたバッジは、ちくちくまあささん作。猫も友人から譲り受けました。
のんちゃん
埼玉県出身。
幼少期より県境を跨ぐ転居経験を積み、2015年に8回目の移住先として単身新見へ。
2017年長男出産。近年猫2匹を迎える。
一人暮らし時代から少しずつ環境に配慮した生活を心がけ、2019年より本格的にゼロウェイスト&プラスチックフリーに取り組む。可燃ごみ45リットル袋の一月の消費枚数は平均1枚。
花農家の傍2022年にBuy Nothing Project にいみを立ち上げる。ギフトエコノミーの実践ができる多世代交流事業「くるくるひろば」を10月から3月に開催。
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