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新見市地域おこし協力隊リレー企画「協力隊通信」

Vol.4 水源の向こうに見えたもの

更新)

Written by Inoue

鯉が窪湿原を守る会の三上さんが活動を始めたきっかけを聞いて、心がじんわりあたたかくなりました。

「自分の田んぼの水源だから、守るのが当たり前だと思った」

自然を守ることを、自分のこととして受けとめているその姿勢に、深く感動しました。

鯉が窪湿原は、ただの自然の景色ではなく、人と自然が寄り添いながら共に生きている場所。
「誰かが守ってくれるだろう」ではなく、「自分ができることをやろう」とする三上さんのような人がいるからこそ、この場所の魅力がさらに輝いているのだと思います。

新見市は自然がゆたかで美しいだけじゃなく、そんな自然とまっすぐ向き合う人がいるから、心まであたたかくなるようなまちです。

そんな新見市の良さを、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。
自然の豊かさも、人のやさしさも、どちらも大切に受けとめて、これからもその魅力を広めていきたいと思っています。

鯉が窪湿原は、人の手で作られた池の中で、自然がじっくりと時間をかけて形作った、穏やかな風景です。
初めてその景色を見たとき、少し不均等で荒々しい美しさに気づくかもしれません。枯れた草が静かに水面に浮かび、風に揺れる植物たちが優雅に見えることもあります。完璧ではないけれど、その素朴で自然な感じが、湿原に深い味わいを与えているように思います。

その美しさは、まさに「侘び寂び」を感じさせてくれます。
侘び寂びとは、完璧ではないものや、時間が経って変わっていく中にこそ本当の美しさがあるという考え方です。鯉が窪湿原にも、そんな「侘び寂び」の精神が息づいているように感じます。時間とともに少しずつ変わっていきながら、その静かな魅力を私たちに伝えてくれます。

湿原は、人工のものと自然が調和し、ゆっくりと生命が育まれている場所です。その変化の中には、まるで人の手が少し触れたような温かさがあります。完璧を求めるのではなく、積み重ねられた時間と自然の力が作り出す、不完全で穏やかな美しさが、この湿原を特別な場所にしていると思います。

これからも、鯉が窪湿原は自然のままに、少しずつ変わっていくのでしょう。
その変化を、私は温かく見守り、大切にしていきたいと思います。

湿原がどんな姿になっても、自然の力がそこに息づいていることは変わりません。静かで穏やかな時間が流れるその美しさは、これからも私たちに深い感動を与えてくれるでしょう。

鯉が窪湿原の静かな美しさは、大きく主張するわけではなく、静かに、ゆっくりとその魅力を感じさせてくれます。それは、自然が作り上げたもので、何気ない風景の中に深い意味が込められているように感じます。

そして、新見市にはこの鯉が窪湿原だけでなく、自然の恵みがあちこちに広がっています。山や川、田んぼ、そして街の中にも、自然が作り出す美しい景色がたくさんあり、どれも静かに私たちに語りかけているようです。

こうした風景に囲まれて暮らすことができる幸せを、私は心から感じています。

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Instagram:新見の自然 タカコ

井上 智子 隊員

 

岡山県井原市出身。幼少期から自然に親しみ、東京での生活を経て、第一子妊娠中に健康や暮らしへの関心が高まりました。水の美しい新見市に惹かれて移住。

 

新見市の自然の美しさや豊かさをあらためて感じてもらい、「いいまちだな」と思えるきっかけを届けることで、まちへの愛着が深まり、観光や移住者の増加にもつながるような活動をしています。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。