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新見の秘境を突き進む!!~絶景集落での出会い~

第1回「新見の北の方に行ってみる」編

新見の秘境を突き進む~北編~

雪が降る前にまず千屋方面へ。

ということで、今日は国道180号線を北上。この辺りの地域は国道や旧道沿い、つまり道路から見える範囲に集落が形成されているのが特徴。山が高く支流も少ないので、高梁川の谷間に集まったのは必然なんだろうと思う。生活には便利だけど、秘境偏差値は低め。

 

先が見えない道じゃないと冒険感がないので、とりあえず本道から脱線できそうな道に入ってみる。

これが基本流儀。


更に続きがありそう。いい感じ。とりえず進んでみる。


だんだん秘境感が出てきた。1台分ギリ。対向車が来たら絶望的だけど、全く来る気配がないのはやっぱり秘境。


すごいヘアピンカーブきたー!

ここ雪が積もったら絶対無理。私は無理。


なんじゃこりゃ。高低差すごすぎる。

これぞ秘境。ただではたどり着けない。急勾配にヘアピンの連続。

 

この先に何かあるのかだんだん不安になってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに!

 


木に囲まれた道を進み続け、急に開けた先にはついに集落が


まさに秘境集落。

しかしまあよくこんなところに家を建てて住もうと思ったものだ。街の中で育った私には想像がつかない世界。興味深すぎる。

 

 

 

 

山深い数軒のこの集落は本当に静か。

 

澄んだ空気、雄大な山並みは抜群の眺め。どんな生活なのだろうという好奇心と、こんな秀峰に住んでいるということへの憧れ。興味深すぎる。

ということで、集落の方にお話を聞かせてもらうことに。

 

 


こちらに嫁いで80年という生き字引のような方、お年を伺ってびっくり。信じられないほど若く思えた秘訣も色々聞くことができた。きちんとした畑やお庭から丁寧な暮らしをされているのが感じられて本当に素敵。庭先にゴザを敷いて小豆の選定なんて絵になりすぎる。これぞ理想の里山生活な風景に感動しっぱなし。

 

ご家族と住まれているが、ちゃんと免許更新をパスしご自身で車を運転するそう。

 

「えっ、この坂を運転するんですか!?」

「もちろん!」

「雪が積もった時もですよね!?」

「まあ慣れとるけぇね、平気じゃ」

すごい。すごすぎる。雪道初心者の私には考えられない。

近くのもっと大きな集落のご出身。当時は山の中を縫うようにけもの道が通っているだけの今以上に閉ざされた世界。その険しい道を通ってお嫁入りされたそう。

 

最盛期は15軒ほどあったというが、国道までの道が作られたのもかなり遅くなってから。

それまでは山の中の小道を登って下って登校や通勤していた。下りはまだいいが、上りは1時間以上の道のり。子供たちの検診も下の集落まで山道をおぶって行かなくてはならず、当時はただの紐をくくっているだけなので家に着くころには結び目のところがコブになって腫れあがっていたという。

もう鍛えられ方が違う。だから今も健脚で若々しいのだと納得。

その後、国道沿いは次々整備されていったが、そこから市道を伸ばしてもらうことができなかったため集落の数軒が私費を出し合って道路を建設。

 

あの私が通ってきた道のことだ。

 

そこそこな距離だったし、当時は助成もなかったというから相当な額になっただろう。当たり前のように通ったが、そんな歴史があったとは。これぞ本当の私道。霊峰に住むことは今以上に想像を絶する。

別のお宅のもっと若い世代の方も(50代くらい?違ったらすみません)、子供のころはまだ道路が通ってないため、山の中を歩いて下の集落の車を停める場所まで毎回行き来していたというお話を聞かせてくれた。

自宅駐車場までけもの道40分ってすごい話だ。荷物が多かったらと思うと絶望。

 

「今考えると信じられないけど、当時はそれしか知らないからそれが普通だと思ってたんだよね。」

私道が通った後もこの方の家までは整備がされなかったため、次は集落入り口が駐車場になった。

だいぶ近くなったけど、歩いたら5分以上かかりそう。

 

玄関を開けたら目の前に車があるって尊いことだな。今の生活に感謝だ。

ここは夕暮れもまた壮麗。

 

だけど、あの道を夜に走るのは自信がないので名残惜しいが急がねば。

すでにかなり寒く、市街地との気温差も感じる。

これから冬になると私の運転スキルでここに来ることは不可能だと思うとまた寂しい。

 

なぜなら、また会いたい人に出会えたから。

いつも思うけど、結局やっぱり最後は人の魅力。

山々が織りなす絶景も、清々しい空気も、穏やかな風情も素晴らしいけど、ここに住む人がここを好きで誇りに思っていることが本当に素敵だった。

 

新たな世界と、新たな出会いがまた私の糧になった。

これだから冒険はやめられない。

 

 

 

 

 

三浦 美子 Miura Yoshiko

 

新見市地域おこし協力隊として、2023年に移住。
観光業の経験から、新見の魅力を発信する企画やイベントで活動中。

 

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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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